~1日目~仕事初日!!
就職?初日の仕事は、ジョイント仕立ての接ぎ木でした。
接ぎ木は、ナイフと鉋で木を平らに削り、木と木の組織をくっつけて一本の木にする作業です。
『木を平らに』というところが非常に難しく、斜めになっては削っての繰り返しでした( ;∀;)
手先が器用な方ではないので、非常に苦戦しました(笑)練習せねば・・・
通常よく見られる、仕立て方法と異なりジョイント仕立ては、木と木をつなげて一列にしてしまうという画期的なものです。
この仕立て方の一番のメリットは『作業性の向上』だと思います。
今までの仕立てだと、枝が入り組んでいることと、作業時に気の周りをぐるっと回るように作業をすることとなるので、自分のような素人だとどこを作業したのか見失うことがしばしば(+o+)
ジョイントの場合は木が一列に並んでいるので『まっすぐ進みながら作業』ができるため、どこまで作業をしたかが一目瞭然!!
実際に、芽かきと言って不要な花の芽を落とす作業を行う際も、自分でも見やすく全然スピードが違いました。
まだ、全国でもジョイント仕立てを導入しているところは少ないですが、今まで通りのものではなく、新しいものを取り入れようと決心した父の事はとても尊敬しています。
もちろん、今までの仕立て方が全部悪いというわけではないと思います。
接ぎ木の手間や病害などへの耐性などいろいろと問題はあると思いますが、その農家さんごとの考えや雇用の問題(アルバイトを雇ったり)等で色々と試行錯誤が必要なのかなと思いました。
梨のジョイントは、神奈川県農業技術センター様が特許を取っています。
使用する際は許可が必要となりますので詳細は神奈川県農業技術センター様までお問い合わせください。